行けども行けども車窓からは延々と続くオリーブ畑やサボテン畑が展開しています
時々アーモンド畑やピスタチオ畑が割り込んでいます
地域の見所は世界遺産の他は多くは無いですが、海沿いにリゾート地が展開しています
チュニジア第2の都市スファックスや第3の都市スース
リゾート地で初代大統領の出身地モナスティールやマハディア
サウジアラビアの大富豪が開発したリゾート地のエル・カンタウィ
チュニジアにおけるローマ時代終焉の地スペイトラ遺跡
海辺にアートが展示されているマハレス海岸
スファックスからはケルケナ諸島へのフェリーが発着しています
ヌミディアの巨大石住居跡が残るエリース遺跡、ヌミディアのお墓が残るマクタール遺跡
石材の町ティラやフェイドル遺跡等も有ります
ティラ、フェイドル遺跡はこちらから(2017年6月18日現在、ティラ、フェイドルはカスリン県に属し、危険情報レベル3が発出中)
スファックス
チュニジア第2の都市で、商売上手で大阪人気質が当てはまる町でもあります。
世界第2位の生産量を誇るオリーブオイル(2015年)や、
世界第4位の産出量を誇るリン鉱石、塩、穀物、等を輸出する港町でもあります。
スース
チュニジア第3の都市で、城壁で囲まれている旧市街は世界遺産に登録されています。
ビーチやリゾートとしての人気も高く、常に賑わいの有る町です。
近郊には、ジャンボ機の離発着が可能なエンフィーダ空港も出来ています。
モナスティール
初代大統領のハビブ・ブルギバ氏の出身地で、ブル・ギバ霊廟やブル・ギバ博物館等も有ります。
リバト塔上からの羨望は素晴らしく、夏のビーチは大変賑わい、マリーナには各国からのヨットが係留されています。
郊外には国際空港も有り、塩の産地でもあります。
マハディア
ファーティマ朝が最初に首都を築いた町で、海岸には城壁の跡が有ります。
漁業の町ですが、ツーリスティックゾーンを持ったリゾート地としての人気が高いです。
エル・カンタウィ
ここはサウジアラビアの大富豪達が築いた、新しいリゾート地です。
チュニジアで、1、2を競う豪華なリゾート地で、ゴルフ場や別荘なども有ります。
ツーリスティックゾーンには、豪華なホテルが林立しています。
広大な敷地にプールや各種施設が造られ、プライベート・ビーチに繋がっています。
観光的メイーンは、ポート・エル・カンタウィに並ぶ、ヨットや遊漁船、レジャー船、レストランやショッピング店が並ぶマリーナです。
スペイトラ遺跡
チュニジアに於けるローマ時代終焉の地です。
ビザンチン帝国(東ローマ帝国)は、コンスタンチノーブルから独立宣言し、首都を築き、間もなくアラブ兵によって追放された。
マハレス海岸のアート展
スファックスから30km程南下した海岸に、鯨の骨格と共にアートが展示されています。
道路沿いでもあるので、車窓からご覧いただけます。
ケルケナ諸島
スファックスから約1時間のフェリーで行くことが出来ます。
観光的に見るほどの物は有りませんが、船旅をお楽しみください。
ティラ
ここは石材の産出地で、郊外には石材が山となって積まれています。
街中には、小さなローマ時代の遺跡が残っています。
共同井戸には、豊富な水がコンコンと流れ落ちています。
フェイドル遺跡
ティラからアルジェリア国境に向かった所に有るローマ時代の遺跡です。
城壁で囲まれた内部は、崩落したものも有ります。
ここから出土した地中海を描いたモザイク画は、日本各地でも展示されました。
エリース遺跡
ここはマクタール北西20km程の所に有り、先住民族ヌミディア人の住居跡が沢山残る遺跡です。
巨大な石を使って造られており、当時の形を残す物(No.16、29等)もあります。
マクタール遺跡
ヌミディア人が築いた砦が起源と言われていますが、現在残るのは、ヌミディア人の墓地を除き、殆どがローマ時代のものです。
この地は冬季になると雪も降ります。