南部地方

南部地方には沢山の見所がありますが、一般的な観光地をご紹介します

●山岳観光列車「レザー・ルージュ」にご乗車頂くと、これが砂漠かと・・・発見が有るでしょう
●山岳観光には、バルコニー・オアシスで大峡谷のミディス（アルジェリアとの国境の村・イングリッシュ・ペイシェント撮影地）、
　　滝が流れているタメルザ、大地の大変動の姿とサハラ砂漠を一望できる大パノラマのシェビカ
●ベルベル人の驚くべき穴居住宅は、マトマタを中心に見ることが出来ます（見学可能）
●ラクダ乗り等、砂漠を堪能するにはドゥーズ（木曜家畜市やスークが有る）や砂漠を進んだクサール・ギレン、
　　砂漠への冒険を希望される方には、ドゥーズから１２０ｋｍ入ったティンバインのキャンプ（灯りは蝋燭）
●延々と５０ｋｍも直線で続く塩湖の横断
●鉄道の終着駅で、海辺のオアシスのガベス、観光的要素は薄いが南部の境界に当たるガフサ
●一大オアシスが有り、南部の拠点都市でも有るトズール、ブルギバ大統領が愛したネフタ
●古くは砂漠の隊商達で賑わったタタウィンやメドニンは、ベルベル人のシェニニやドゥイレットやクサール・ウド・スルタン等の山頂集落を訪れる拠点地でもある
●チュニジア一のリゾート地でもあるジェルバ島には、沢山の楽しみが待っています

山岳観光列車「レザー・ルージュ」

チュニジジアは世界第４位のリン鉱石産出国です。
そのリン鉱石運搬専用鉄道を、１日１往復の山岳専用観光列車が、セルジャ～メトラウィ間を運行されます（運航日確認をしてください）。
※乗車の予約は、各旅行会社を通じてお申し込みください。当社のお客様は当社で手配いたします。

車両は各車両が異なるレトロなもので（指定なし）、途中２度のフォトストップが有ります。
１度目は、トンネルを抜けると左側に峡谷が現れ、水が流れています。
２度目は、廻りが巨岩に囲まれた所で、川の手前です。

どちらもデッキを開けて地上に降り、写真をお楽しみ下さい。
どちらも５～１０分の停車です。
汽笛が鳴ったら、急いで乗車ください。
折り返し点のセルジャ駅まで行き、機関車の付け替えを行って、メトラウィまでノンストップで帰ります。

大峡谷のミディス

以前のガイドブックには、アルジェリアで降った雨が押し寄せる等のことが掲載されていましたが、ミディスに降った雨が峡谷を作っています。
ここにはアルジェリアとの国境事務所が有り、出入国手続きを行って居ます。
国境は山頂に有り、ミディス側に降った雨は、平地に降った分と合わせて峡谷を作っています。
峡谷の上には、大雨で廃墟となった住宅跡も残っています。
イングリッシュペイシェントの撮影地でもあります。
細々ながら、耕作地も有ります。

タメルザ

ここは典型的な山岳オアシスで、ナツメヤシ畑や耕作地も有ります。
小さな滝が２ヶ所に有り、滝がメイーンの観光地です。
また、オアシスの横には廃墟となった住居跡が残り、その前は幅広いワジ（乾いた川）が有ります。
以前は、廃墟の対岸にホテルが有りましたが、現在は閉館しています。
小さな町でもあり、高級レストランも有ります。

シェビカ

山頂は、大変見晴らしが良く、砂漠が一望できるパノラマが展開しています。

山頂に行くには２つのルートが有ります。
１つは、ナツメヤシの有る水辺に添って水源まで進むコースと、
もう１つは、大雨で廃墟となった住宅跡を抜けて、岩の間をすり抜けて行くコースです。

水源の近くに、山頂に登れる階段が出来ていますので、２つのコースはこの階段を利用して一周できます。

水源は、巨大岩山の下から３条の流れとなって湧き出ています。
この水は、住民の飲用をはじめ生活用水でもあり、オアシスを灌漑する貴重な農業用水にもなります。

穴居住宅のマトマタ

マトマタは２ヶ所有り、こちらは旧マトマタの村です。
新マトマタは、約２５ｋｍ離れた地に出来た町です。
通常、観光的にマトマタと言えば、旧マトマタを指します。

山を削って造った穴居住宅が立ち並び、山から見ると幾つものクレーターが見られます。
穴居ホテルの、ホテル・シディ・ドリスは、Star Wars のルークの家として撮影されています。